診療科・部署紹介

放射線課 血管造影検査

血管造影検査

血管造影装置を更新しました。
SHIMADZU社製 装置名Trinias 2022 年10 月26 日より稼働しています。
本装置は、低線量運用と治療デバイスの微細化を支援するために、「SCORE Opera」を搭載しています。
SCORE Opera によるAI のディープラーニング技術とX線照射条件の最適化により、従来の40%以上も線量を削減しながら治療用デバイスの視認性も向上し術者、患者さんの負担軽減につながっています。

血管造影検査について

鼠径部と呼ばれる足の付け根や腕の血管から
カテーテルと呼ばれる管を挿入し、目的となる血管まで到達させ、造影剤を注入し、連続してX線撮影する検査です。
腫瘍や血管の病気(狭窄、閉塞)の診断、治療を行います。

放射線専門医、IVR専門医による

腹部カテーテル検査(診断、治療)、ラジオ波焼灼療法(RFA)、静脈サンプリング、腫瘍穿刺などを行います。

腹部血管造影、治療

肝動脈化学塞栓療法(TACE)
血管造影用のカテーテル先端を肝動脈まで進め、細胞障害性抗がん剤と、肝細胞がんに取り込まれやすい造影剤を混ぜて注入し、その後に塞栓物質を注入する治療法です。肝動脈を詰まらせることでがんへの血流を減らし、抗がん剤によりがん細胞の増殖を抑えます。

ラジオ波焼灼療法(RFA)

ラジオ波焼灼療法とは、導電体に電流を流すと熱が生じるという導電過熱現象を応用し、人体に電気を流すことにより局所を加熱焼灼し、肝臓がんなどの病変を凝固壊死させるという原理の治療法です。

①治療前CT

①治療前CT

②エコー下穿刺

②エコー下穿刺

③治療後CT

③治療後 CT

静脈サンプリング

原発性アルドステロン症、副甲状腺機能亢進症は、目的血管(静脈)までカテーテルを進め、血液を採取し診断します。

右副腎静脈

右副腎静脈

左副腎静脈

左副腎静脈

循環器内科専門医による

心臓カテーテル検査(診断、治療)、末梢動脈疾患のカテーテル治療(EVT)、ペースメーカー埋め込み術(PMI)などを行っています。

心臓カテーテル検査

主に狭心症、心筋梗塞等の虚血性心疾患の診断、治療を行っています造影剤を使用して、心臓を栄養する冠動脈と呼ばれる血管を多方向から撮影し狭窄病変有無を診断します。

左冠動脈造影

左冠動脈造影

右冠動脈造影

右冠動脈造影

経皮的冠動脈インターベーション(PCI)

治療の対象になる狭窄病変が発見された場合、狭窄部位を拡張させる治療ですステントと呼ばれる金属製の筒を留置します。

左冠動一脈位狭窄 治療前
左冠動一脈位狭窄 治療後

末梢血管形成術(EVT)

閉塞又は狭窄を伴った下肢動脈の血流改善を目的に行われます。目的部位までカテーテルを進め、病変に応じたデバイスを用いて治療します。

総腸骨動脈狭窄

総腸骨動脈狭窄

総腸骨動脈狭窄 治療中

総腸骨動脈狭窄 治療中

総腸骨動脈狭窄 治療後

総腸骨動脈狭窄 治療後

カテーテルアブレーション治療(ABL)

2021 年3 月より、心房細動に対するカテーテルアブレーション治療を開始しました。
心房細動の原因となっている部分を、カテーテルを用いて心臓の内部を焼灼する治療法です。
約90%が肺静脈由来の異常な電気信号によって引き起こされる事が分かっており、肺静脈の出口を囲むようにアブレーションする肺静脈隔離術を行うことで、心房への異常信号が遮断され、心房細動を抑制できます。
手術支援として、CT 画像を提供しています。

VR画像(左心房+食道+椎体)

VR画像(左心房+食道+椎体)

VR画像(左心房)

VR画像(左心房)

VE 画像(右肺静脈)

VE 画像(右肺静脈)

VE 画像(左肺静脈)

VE 画像(左肺静脈)

※VE(Virtual Endoscopy)仮想内視鏡

心血管カテ-テル室の中川裕也医師のページもご覧ください。

当院循環器科ホームページに診断、治療内容を詳細に紹介しておりますので参照ください。