診療科・部署紹介

心血管カテーテル室

心血管カテーテル室

循環器科科長
心血管カテーテル室室長
中川裕也

当院心血管カテーテル室では、PCI・EVT・CIED・ABL治療を行っております。
現在、常勤医1名でのカテーテル治療となっておりますが、難治例の治療の際には外部より専門医を招聘して、安全に治療を行っております。
 当院はJCSならびにCVIT認定施設です。専攻医の先生方で、たくさんカテーテル治療経験を積みたいけどなかなか実現できていない先生がおられましたら、当院で経験を積まれてはいかがでしょうか? 専門医取得のお手伝いをさせていただきます。
お問い合わせは、こちらまで。

略歴

  • 2004年3月 札幌医科大学医学部医学科卒業
  • 2004年4月 初期臨床研修(札医大病院、JCHO北辰病院)
  • 2006年4月 後期臨床研修(東京大学病院プログラム) 心臓血管研究所付属病院循環器科レジデント
  • 2009年4月 東京北医療センター循環器内科医長
  • 2013年1月 Case Western Reserve University (オハイオ州クリーブランド)
  • 2013年4月 カレスサッポロ時計台記念病院 循環器センター
  • 2016年9月 函館市医師会病院循環器科

Sapporo Live Demonstration Course 2024にて、当院心血管カテーテル室よりカテーテルアブレーション治療のライブ放映を行いました!

2024年9月7日、Sapporo Live Demonstration Course 2024にて、当院心血管カテーテル室より、心房細動カテーテルアブレーション治療のライブ放映を行いました。当院でのライブ治療は初の試みとなりましたが、成功裏に終えることができました。

いつも当院で指導いただいております、西宮渡辺心臓脳・血管センター 不整脈科顧問の全栄和先生の強力なサポートをいただき、患者さんにとって最良のアブレーション治療が提供できたこと、またその治療を全国の先生方にお見せすることができたことは、当院心血管カテーテル室にとって非常に大きな経験・財産になりました。

今後も当院心血管カテーテル室よりこういった発信を続けていきたいと思います。今後とも医師会病院循環器科をどうぞよろしくお願いいたします。

Coronary Intervention誌に当院心血管カテーテル室が掲載されました!

Coronary Intervention誌(第20巻 第1号 2024年1月31日発行)に、当院心血管カテーテル室が掲載されました。
2022年11月、島津製作所製血管撮影装置『Trinias C16s with SCORE Opera』が当院に導入されました。本血管撮影装置の特徴として、

  • 高画質+低線量が実現されている
  • 画質が良く、質の高い治療をサポート
  • 被爆が少ないため、術者の倦怠感軽減につながる
  • 限られた環境でPCI/EVT/ABLを高いレベルで実現できている
  • ”SMART Touch”でワンオペ対応が可能
  • サポートシステムが充実している
  • ビデオライブ画像がいつでも簡単に制作できるため技術教育に役立つ、またreal timeに画像を共有することで遠隔診療支援の期待が持てる などが挙げられます。

地域の患者さまならびに医師会員の先生方に少しでもお役に立てる診療ができるよう尽力して参ります。今後とも医師会病院循環器科をどうぞよろしくお願いいたします。

冠動脈高度石灰化病変に対する新たな治療デバイスが導入されました!

冠動脈高度石灰化病変に対するカテーテルインターベンション治療デバイスとして、ロータブレーター・ダイヤモンドバックなどのアテレクトミーデバイスを使用した治療を当院でも多数行っておりますが、このたび血管内破砕術(IVL)が施行可能になりました。
このIVLカテーテル(Shockwave C2 IVLカテーテル)は、腎結石治療の原理を応用したもので、固い組織のみに作用する音圧波で冠動脈高度石灰化を破砕するデバイスです。
当院では、2024年4月より本格的に使用を開始しておりますが、すでに10例ほど使用致しましたが、いずれも良好な初期成績を収めております。
今後も症例を積み重ねて、質の高いカテーテル治療を提供していきたいと思います。
これからも、医師会病院循環器科をどうぞよろしくお願いいたします。

不整脈カテーテルアブレーション治療150例を達成しました!

心房細動をはじめとした不整脈カテーテルアブレーション治療を始めて3年半が経ちましたが、このたび2023年12月に累計150例を達成しました。
これもひとえに日頃よりご紹介いただいております医師会員の先生方のおかげです。いつもありがとうございます。
最近は、心房細動のみならず発作性上室性頻拍症や難治性心房頻拍症、さらに心室性不整脈のアブレーションも不整脈専門医の直接指導のもと行っております。
これからも、医師会病院循環器科をどうぞよろしくお願いいたします。

心房細動に対するカテーテルアブレーション治療を開始しました!

心房細動に対するカテーテルアブレーション(ABL)治療を開始いたしました。
増加の一途をたどる心房細動患者さんに対して、薬物治療のみならずABL治療を行うことで予後の改善を認めるデータが多数出てきております。カテーテル技術の進歩もあり、現在数多くの施設でABL治療が行われるようになってきました。
2021年10月時点で22例のABL治療を実施いたしました。
心房細動でお困りの患者さんならびに管内の実地医家の先生方への啓蒙活動を行って参ります。地域医療に貢献できるよう尽力してまいります。
今後とも医師会病院循環器科をどうぞよろしくお願いいたします。